薬剤師が勤務する薬局の基礎知識

道路を歩いていて気がつくのは、薬屋さんでも「××薬局」「××薬品」「××ドラッグストア」などとさまざまな名前がついていることです。 この<薬屋さん>はどういった違いがあるのでしょうか?

ここでは、薬剤師パートが勤務する薬局の基礎知識について解説いたしましょう。

単純に名前が違うだけでなく、取り扱いができる薬剤の範囲が異なります。 <薬局>と<医薬販売業>の2種類に医薬品を販売する業態があります。 薬局は<保険薬局>と<薬局>の2つに分類されます。 医薬品販売業は<配置販売業>と<店舗販売業>の2つに分類されます。

今回はこの中の前者である薬局についてお話をします。 薬局の中の<保険薬局>は「薬剤師が健康保険と扱って調剤すること(=保険調剤)」ができます。 「保険薬局」では大衆薬の販売もしています。 一方の<薬局>は大衆薬の販売や薬の調剤はできますが、保険調剤はできません。

薬局には次の3点が義務化されています。

1番目は<管理薬剤師>をおくことです。 管理薬剤師は特別な資格を要求されるものではありません。 薬剤師の立場から従業員の指導や教育をして店舗を管理する人のことです。

2番目は次の2種類の内、多い方の人数の薬剤師を配置することです。
(1)1日の平均取り扱い処方箋が40枚までは1人で、以後40枚増す毎に1人追加しなければなりません。
(2)1カ月平均販売高が800万円までは1人で、以後800万円増す毎に1人追加しなければなりません。

3番目は、6.6平方メートル以上の調剤室を設置することです。 調剤室は広さの規定以外に「天井や床は板張りやコンクリートまたはこれらに準じるもの」とされています。

次に日本薬剤師協会が導入している制度の<基準薬局>についてご説明いたします。 地域の医療や福祉に貢献するための業務を積極的に実践している薬局を基準薬局として認定します。 認定される条件は下記のような一定の基準をクリアしなければなりません。

(1)適正な調剤や薬歴管理を行っていること
(2)待合室・ファクシミリなどの設備がある
(3)夜間や休日の対応を行っていること
(4)講習会や研修会に積極的に参加していることです。
この基準薬局制度は、利用者が薬局を選ぶひとつの基準になっています。

以上、薬剤師が勤務する薬局の基礎知識について解説いたしました。

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